検証内容

実験に使用するのは、ロボット掃除機の代名詞ともなっている「ルンバ」です。

iRobot ルンバ870
サイズ：最大幅35.3cm 高さ9.2cm

平均的なロボット掃除機のサイズですが、機種や型によっては高さ10cmを超えることも。お持ちのロボット掃除機がこのルンバより高い場合は、今回の実験結果と異なる可能性があるためご注意ください。

ルンバが挑むのは、ローソファ専門店HAREMの脚ありタイプのソファたちです。
ブルックソファ以外は付属またはオプションの脚を付けた状態でテストします。

座面が低すぎてソファの上に乗り上げないか心配なスキップ1ミニソファもテストします。

なお、脚のない直置きタイプのソファは、ルンバがソファに激突するだけなので検証対象から外しています。
ホコリやゴミが入り込む隙間もないので、お掃除ロボットの出番も無いはず！

ルンバはローソファの下をくぐれる？

カーヤソファの場合、ソファ下の高さ：13cm

カーヤソファは付属の木脚を付けた状態で実験します。

ソファ下の高さ：13cm
お掃除ロボットの高さ：9.2cm

難なくクリア。スルーっと向こう側に抜けて行ってしまいました。そうか、行って帰ってくるとは限らないのか。
なお、動画の座面のファスナーが表を向いてしまっているは私の設置ミスです。ファスナーは裏側に回るので本当はもっときれいです。スマートです。

ピカソソファの場合、ソファ下の高さ：12.8cm

ピカソソファはオプショングッズ「ウッドベース」で高さを出すことができます。今回はソファをウッドベースに載せた状態で実験します。

ソファ下の高さ：12.8cm
お掃除ロボットの高さ：9.2cm

カーヤソファより2mm低いだけなので、こちらも難なくクリア。
名前が似ている「ローウッドベース」は直置きタイプなので実験はしていません。

アルバソファの場合、ソファ下の高さ：12cm

アルバソファはオプショングッズの木脚を付けた状態で実験します。

ソファ本体はこの日この場所になかったため、同じ条件のアルバソファ用オットマンで実験します。何だか見た目が寂しいけど、条件は同じだから検証としては問題ありません。

ソファ下の高さ：12cm
お掃除ロボットの高さ：9.2cm

何度かじたばたしましたが、無事にソファ下から脱出できました。高さは問題なさそうです。

ブルックソファの場合、ソファ下の高さ：約10cm

ブルックソファはデフォルトでアイアン脚が付いているので、付属もオプショングッズも無しで実験します。

ソファ下の高さ：約10cm
お掃除ロボットの高さ：9.2cm

“約”10cmとは？
HAREMのソファは生地が選べます。また、ブルックソファは底面のマジックテープでカバーを固定するソファです。
そのため、生地の厚みによってソファ下の入り口の高さに微妙な誤差が生じます。といってもミリ単位なので、よほどギリギリでない限り、生地の厚みの影響でルンバが通れなくなることはありません。

ロボット掃除機には高さ10cm以上の機種もあるので要注意。動画を見る限り、約8mmの隙間があれば問題なくスムーズにお掃除してくれそうです。

ルンバはローソファの上に乗り上げない？

スキップ1ミニソファの場合、座面の高さ：4cm

ロボット掃除機が乗り越えられる段差は大体1.5cm～2cm程度。座面の高さ4cmのスキップ1ミニソファなら大丈夫！

大丈夫…だよね？念のため実験しました。

大丈夫！アタックしてすごすごと帰っていきました。

ソファの上はコロコロ（粘着クリーナー）をかけたり、月１回程度で掃除機の口にブラシを付けてお掃除してください。

検証結果：ALL CLEAR！

ローソファ専門店HAREMの脚付きソファはすべて、高さ9.2cmのお掃除ロボットにソファ下をお掃除してもらえることが実証できました。良かった！

今回の実験において、ソファ下とロボット掃除機の隙間の余裕が一番少なかったのは、ブルックソファの約8mmでした。

高さ9.2cm以上のロボット掃除機も、8mm以上の隙間があれば問題なくソファ下をお掃除できるはずです。

ラグの上にソファを置く場合の注意点

今回は毛足の短いタイルカーペットの上で実験しました。

ソファ下に限らず、ラグの上でロボット掃除機を使う場合、ラグの厚み・素材・毛足の長さによってスムーズにお掃除できない可能性があります。
また、ラグやカーペットのメーカーによってはロボット掃除機の使用を推奨していない場合もございます。

ご愛用中・ご検討中のメーカーの注意点をご確認くださいませ。